診療科・部門

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乳腺外科


ごあいさつ

乳がんは、今や女性のがんで罹患率が第1位であり年々増加しています。乳がんの診断方法、治療方法の進歩には目覚ましいものがあり、専門性の高い診療が必要とされるようになりました。当院では、急増する乳がんに対して専門性の高い診療を行うために、2016年4月より外科の一部門から乳腺外科として独立しました。日本乳癌学会の認定施設として乳腺専門医を含めた4名のスタッフで診療を行っています。

病気・治療・検査

検査・診断

乳がんの検査はマンモグラフィと乳房超音波検査にて行っていますが、2016年1月より乳房を3次元撮影できるトモシンセシス技術を搭載したマンモグラフィ装置が導入され、より精度の高い検査ができるようになりました。
乳がんの診断では通常、細胞診や組織診(針生検)を行っていますが、診断が困難な場合はより多くの組織を採取できる超音波ガイド下マンモトーム生検を行う場合があります。

手術

近年は、乳房温存術と乳房全摘術が主流となっています。腋窩リンパ節に対しては、ラジオアイソトープ法と色素法を併用して数個のリンパ節のみを摘出するセンチネルリンパ節生検を行っており、腋窩郭清を省略する症例も増えています。センチネルリンパ節や乳腺断端は手術中に病理診断科で迅速検査を行い、がんの取り残しがないかを確認します。

乳房再建

乳がんの範囲が広い場合には乳房全摘術を行いますが、近年では失った乳房をもう一度つくる乳房再建が増加しています。当院は日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の乳房再建実施施設認定を受けており、形成外科との連携のもと乳がん手術と同時に再建手術が可能となっています。

薬物療法

進行乳がんの場合や、がんが大きいけれども温存術を希望される場合には手術前に化学療法(抗がん剤)を行います。手術後には、乳がんのタイプや腋窩リンパ節転移の数などの病理結果をふまえて、一人ひとりに合う治療を化学療法、内分泌療法、分子標的治療薬から選択します。腫瘍内科、専門・認定看護師、薬剤師との連携のもと化学療法は外来化学療法センターで行っています。

放射線治療

乳房温存術や一部の乳房全摘術では術後の再発予防のために放射線治療が必要となってきます。また乳がんが転移した場合に症状緩和の目的で放射線治療を行う場合があります。当院では放射線治療専門医のもと治療を行っています。

緩和医療

乳がんの再発で痛みや呼吸困難などの苦痛を認める場合は、乳腺外科での治療と同時に緩和医療内科とも連携して患者さまが苦痛と感じる症状を軽減することを目指します。

施設認定

日本乳癌学会認定施設
日本乳房オンコプラスティックサージャリ—学会 エキスパンダー/インプラント実施施設

チーム医療(ブレストチーム)

乳がんの治療は多岐にわたるため、それぞれの専門のスタッフが、患者さまやご家族が安心して治療を受けていただけるようサポートしています。

当院のブレストチーム医療のスタッフ

初期乳がん患者さまの治療経過と関わるスタッフ

乳がんの治療に合わせて、専門のスタッフが担当します。
診察の時には必要に合わせて、専門・認定看護師が同席し、治療に向けた準備ができるようにサポートします。他にも、外来・病棟・手術室の看護師と各専門職が、患者さまをサポートさせていただいています。

また当院には、がん相談支援センターの相談窓口や、治療を受けながら日常生活を送るヒントになるがんライフサポートプログラムを開催しています。

外来診療について

乳腺外科は外来患者数の多い診療科です。予約時間を過ぎてお待ちいただくことがあるかもしれません。小さいお子さまがいらっしゃる方は診察の間、「こひつじひろば」(無料・一時保育)をご利用ください。

乳がん患者会について

院内には、全てのがん患者さまとご家族を対象に、自由に語っていただける場として『がん患者サロン』がありますので、お気軽にご参加ください。
乳がん患者会としては、近隣病院と協同して『大阪QOLの会』を開催しています。詳しくは「大阪QOLの会」ホームページをご覧ください。


スタッフ紹介

國久 智成

 
役職 副部長
学会専門医・認定医 日本外科学会外科認定医
日本外科学会外科専門医
マンモグラフィ読影認定医(B評価)
日本乳癌学会認定医

水本 紗千子

 
役職 医員
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本乳癌学会認定医
日本乳癌学会乳腺専門医
マンモグラフィ読影認定医(AS評価)

渡辺 理恵

 
役職 医員
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
マンモグラフィ読影認定医(B評価)

脇田 和幸

 
役職 非常勤医師
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医・指導医 
日本乳癌学会乳腺専門医 
日本消化器外科学会認定医 
マンモグラフィ読影認定医(AS評価)