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緩和医療内科内科研修プログラム



当科研修
の特色
当院のホスピス緩和ケア病棟は、1984年に本邦2番目のホスピスとして開設された。 これまで本邦における緩和医療をリードしてきた実績があり、毎年多くの医師や医学生が見学に訪れ、 研修会の開催、学会や協議会などの設立に寄与してきた。本研修ではがん診療に携わる医師として、 ナースなどの他のスタッフとともにチームを組んで緩和ケアを提供できるように、 必要な知識・技術・態度を身に付けることを目指す。特に、ホスピスケアの中心事項となる、 症状マネジメント、コミュニケーション、家族のケア、チーム医療を行うことが円滑にできるように研修を行う。 主に、当院ホスピス緩和ケア病棟において、実際に生命予後が厳しい末期がん患者を指導医とともに担当医として受け持ち、 他の医師やナース、多職種スタッフとコミュニケーションを持つことにより、実践的な能力の習得を図る。なお、 このプログラムは日本ホスピス・緩和ケア協会が示した「緩和ケア病棟における医師研修指導指針2011年版」に準拠して行うものである。
認定施設 日本緩和医療学会認定研修施設
一般目標 臨床医として必要な末期がん患者に対する身体症状や心理社会的な問題に関する評価・介入を行う知識・技術を得、チーム医療を実践できる協調性を獲得する。

行動目標
(ア) 全人的苦痛の理解:患者を全人的に捉え、苦痛・苦悩を理解できる。
(イ) 疼痛マネジメント:疼痛の評価を行い、適切な疼痛治療を提供できる。
(ウ) その他の症状マネジメント:疼痛以外の症状の評価を行い、適切な緩和医療を提供できる。
(エ) コミュニケーション:患者との効果的なコミュニケーションをとることができる。
(オ) 家族のケア:家族との効果的なコミュニケーションをとることができる。
(カ) 6)チーム医療:看護師など他職種とのコミュニケーションを十分に持つことができる。
行動目標
サブスペシャリティ研修をふくむ
<全人的苦痛の苦痛>
患者の抱く全人的苦痛について理解できる。

<疼痛マネジメント>
患者の訴える疼痛を適切に評価できる。
WHO方式がん疼痛治療に沿った疼痛治療ができる。
鎮痛補助薬が適切に使用できる。

<その他の症状のマネジメント>
患者の訴える疼痛以外の症状を適切に評価できる。
疼痛以外の症状に対する緩和医療を提供できる。
コルチコステロイドを症状緩和のために適切に使用できる。
精神的な苦痛に対して適切な薬物治療ができる。
緩和医療における鎮静を適切に施行できる。

<コミュニケーション技術>
精神的な援助としてのコミュニケーション技術が提供できる。
患者に適切な病状・予後説明ができる。

<家族のケア>
家族に対して適切な病状・予後説明ができる。
家族の予期悲嘆に対応できる。

<チーム医療>
必要な場合、看護師と話し合うことができる。
カンファレンスにおいて他職種と患者・家族の問題点を協議することができる
週刊スケジュール 緩和ケアチーム回診(毎週火曜日9:30~16:30)
緩和ケアチーム外来(毎週木曜日9:00~12:30)
ホスピス家族面談(毎週月金曜日13:00~16:00)
訪問看護ステーションとのカンファレンス(毎週火曜日9:00~9:30)
病棟ケアカンファレンス(随時13:30~14:00)
診療実績 (1) ホスピス緩和ケア病棟
新規入院患者数 :284名 うち院内より転棟患者数:142名
退院患者数  :283名 うち死亡退院患者数  :278名
平均在棟日数  :22.6日 病床稼働率:88.6%(21床ベース)
平均入院待機期間:6.8日
(2) 緩和ケアチーム ※カッコ内は2016年度
新規依頼:395件(410件)
加算取得:367件(362件)
非癌  :6件(13件)
却下  :4件(5件)
1日平均緩和ケア診療加算件数:14.7件/日(16.8件/日)
緩和ケアチーム外来新規件数 :35件(37件)
緩和ケアチーム外来継続件数 :136件(171件)
外来緩和ケア管理料算定件数 :80件(87件)




スタッフ構成 部長1名(緩和ケア診療加算身体担当専従医)
医長2名、副医長2名(ホスピス緩和ケア病棟専従医)
診療体制 <緩和ケアチーム部門>
緩和ケアチームは、身体症状担当専従医1名、精神症状担当専任医1名、がん看護専門専従看護師1名、緩和薬物療法認定薬剤師2名、MSW1名、事務員1名により構成されている。一般診療科主治医や病棟看護師からの依頼により、患者に対する専門的緩和ケアの提供を行っている。

<外来部門:>
木曜日の午前診に緩和ケアチーム外来を一般診療科外来との併診により行っている。

<病棟部門>
内科当直や救急外来からの依頼がある場合には、ホスピス当直医師が24時間電話対応している。